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人生を変える実践心理メソッドコミュニケーション ・ サイコロジー®CPI Communication Psychology人生を変える実践心理メソッドコミュニケーション ・ サイコロジー®CPI Communication Psychology

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コミュニケーションの苦手意識を克服し、
能力を向上させる実践心理メソッドをお伝えしています。

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エグゼクティブコーチングって何?〜エグゼクティブコーチングって知っていますか?(全4回連載企画コラム 1回目)

2018.02.03

今回のCPIコラムでは、最近、CPIでもビジネスマンの方を中心に、多くの反響を頂いている「エグゼクティブコーチング」というものについて、全4回の連載企画で書いてみたいと思います。まず1回目の今回は、エグゼクティブコーチングのことを知らない方にも興味を持って頂けるよう『エグゼクティブコーチングって何? 〜エグゼクティブコーチングって知っていますか?〜』と題し、書いてみます。


ビジネスのあらゆるシーンで、エグゼクティブと対応する人のために生まれた
堀口メソッドエグゼクティブコーチング講座」。

本講座だけではなく、堀口メソッドのコーチングを受けてみたいという方の為の
エグゼクティブコーチングサンプルセッション申し込み」もご用意しております。

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●欧米では当たり前のこと。管理職には必要不可欠ともいえる「エグゼクティブコーチング」

欧米では会社の管理職になると自分自身に「エグゼクティブコーチ」という職種の人をつけることは決して珍しいことではありません。管理職とは課長クラスからはじまり、30代半ばから50代の部長、役員レベルまでの幅広い役職のことを言います。彼らは自分にコーチをつけることによって、自分のマネージメントスタイルに変革を起こしていくことが大きな目的です。ではこの「マネージメントスタイルの変革」とは一体どういうことなのでしょうか?多くの場合、自分に与えられたタスクや任務を果たすのは得意でも、人の育て方、組織のマネージメント、言語・非言語のコミュニケーション、そして自分自身を客観視する方法が分からないのがエグゼクティブとしての悩みです。そのため、エグゼクティブコーチをつけて、コーチングを通して人との対応方法、心理面でのブロック、自分を客観視することによって、自分の伸びしろを伸ばしていくことを行っていきます。

●「エグゼクティブコーチング」の基本的な進め方とは

エグゼクティブコーチングは、1対1の対面、対話形式で行います。約60分から90分の間にコーチから様々な質問を受けながら自分を発見したり、自分の課題や目標についてコーチと話していきます。これらを継続的に行うことにより、3ヶ月から6ヶ月後には自分自身のコミュニケーションスタイルが変化するとともに、考え方や行動までもが変わってきます。また、エグゼクティブコーチングを学ぶことにより、新しいコミュニケーションの方法や、やり方を自分の人生に取り入れるようになるため、ビジネス面だけではなく、生活習慣までもが変わってくるのです。

●実際に行われたエグゼクティブコーチング事例

今回のコラムでは、CPIで、コミュニケーションのスペシャリスト育成講座として位置づけている『堀口メソッド』の中で実際に行われたエグゼクティブコーチングでの会話のやり取りもご紹介してみたいと思います。

クライアントの田中さん(仮名)はメーカー勤務、役職は事業本部長で部下が200名いらっしゃいます。

コーチ:「これからの3ヶ月、コーチングを通してどのような結果が欲しいですか?どのような自分になりたいですか?」

クライアント:「部下がいう事を聞いてきちんと仕事を果たせるようにしたいし、自分のストレスを軽減させたい。」

コーチ:「直属の部下は何名いらっしゃいますか?組織図を見せて下さい。この属の部下10名の皆さんに私が田中さんってどういう人ですか?と聞いたら部下の皆さんは私に何て言いますか?」

クライアント:「うーん、直接聞いたことがないから分かりませんが、たぶん、怖い人、厳しい人だというでしょう。」

コーチ:「どういう所でそう思うのですか?」

クライアント:「期日を守れなかったり、言われるまでレポートを提出しないとすごく怒るし、スピーディーにことを進めないと厳しく言うからかな。」

コーチ:「部下の方々に田中さんって仕事ができる人ですか?と聞いたとしたら、優秀、平均的、平均以下の三段階のどこですか?」

クライアント:「うーん、平均と優秀の間だと思います。」

コーチ:「理由は?」

クライアント:「仕事のスピードは速いけど指示が時々分かりにくいところがあるから。」

コーチ:「部下の皆さんに、田中さんにもう少し改善してほしいなぁということが一つあるとしたらどういう所ですか?と聞いたら皆さん何て言いますか?」

クライアント:「もう少し時間を取って話を聞いて欲しい。たまにはご飯を食べたり、飲みに行ったり連れて行って欲しい、、、、みたいなことを言われてもおかしくないですかね。」

コーチ:「部下にはどういう上司として存在したいのでしょう?実際にはどう思われているのでしょう?」

クライアント:「正直、今まで自分が人にどう思われているのかなんて考えてもいませんでしたし、気にしても来なかったです。人にどう思われているのかを考えることは大切なことなのでしょうか?」

コーチ:「大切なのは人にどういう印象を与えたいのか、そして与えたい存在として実際に関わっているのか?ということです。これから田中さんのコーチングを通して、あなたのストレスになっている原因を発見し、部下が思う結果を出してくれるような関わり方をしていくためのコミュニケーションスタイルを確立させて行きます。」

・・・という感じでコーチングの幕開けを迎えます。


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このようにエグゼクティブコーチングで大切なのは、クライアントが気づかなかったこと、考えも及ばなかったことに対して言及し、客観的に自分を見つめるお手伝いをすることなのです。エグゼクティブコーチは、クライアントの役職がどれだけ高かろうが、怯むことなく堂々と接することも重要です。社会的立場が高く、自分とは違う専門分野で活躍している方々をコーチングするのですから、コミュニケーションという観点ではプロフェッショナルである必要があるのです。このコラムを書いている私(堀口 紫)はエグゼクティブコーチとして自分の役割を「コミュニケーションのスペシャリスト」と言っています。コミュニケーションは言語・非言語の両方を言います。

次回のコラムではこの「コミュニケーションのスペシャリスト」が一体、皆様に何ができるからスペシャリストなのか、ということも解説しながら、引き続き、エグゼクティブコーチングについて書いていきたいと思います。


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