相手の話を聞いて、「その人が将来どのように行動していくのか？このままいったらどうなるのか？」の未来予測をするスキルがリーダーには必要となります。

なぜなら予測できないとその人が同じパターンを繰り返し、望ましい結果を作れない悪循環に陥ってしまうからです。

部下に変化を起こし、成長してもらうためにはあなたの行動予測能力をアップさせる必要があります。

予測能力は何も超能力、占い的なスキルを使うわけではありません。
今まで部下が成し遂げてきたこと、習慣化していること、未来に対してどういう見方をしているか、そしてリスク管理／認知がどれだけできているのか、などよく部下を観察することから始まります。

相手が使っている言葉をよく聞くとおもしろいように相手の行動が予測できるようになります。

言葉は相手の思考そのものなのでその特徴を聞き分けることができると「行動予測能力」が上がってきます。

例えば、何か新しいプロジェクトを始める時に
「これが成功すると模範となる事例になるから他の事業部もやりたくなると思います。」
という反応をする人もいれば、
「このプロジェクトはリスクがたくさんあり、それをつぶしていくことが最大のポイントです。」
という人もいます。

前者は「到達型」の表現（言葉）を使い、意識が目標に向かっているタイプの人間です。
後者は「問題回避型」の表現を使うため、起こり得るリスクや問題を指摘したり、見つけることにモチベーションが上がるタイプです。

前者の人は目標に向かってすぐ行動し始めます。
後者の人は行動する前に綿密なリスク管理と計画を立てることに時間を割きます。

このように相手の言語を聞き分けることができるようになると相手の行動を予測できるようになりあなたも部下を理解できるようになります。

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