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言語のプロファイリングは、使っている言葉の典型的なパターンを聞き取る技術であり、それほど複雑なものではありません。ここでは代表的で分かり易い２つのパターンをご紹介します。

到達型と問題回避型

到達型とは、「〇〇したい！」「〇〇なりたい」という表現を好み、意識が目的や目標に向かっている言語の使い方です。このような表現を使う人は、目的が明確であるとモチベーションが上がるタイプです。

到達型の人の話し方：
「私は会社の売り上げを100億円にしたい。」
「将来は大きな庭のある一戸建てに住むのが夢だ。」

一方、問題回避型は、「～しないように」「～をしたくない」という表現を好みます。問題点や課題点を最初に語るのが特徴です。目標に向かうよりも問題を解決することに優れているタイプです。

問題回避型の人の話し方：
「このプランを実行すると経費が膨大にかかるため、経費削減を先に実行したほうが良い。」
「ラッシュ時に満員電車に乗るのが嫌だから、フレックスで通勤できる仕事を選んだ。」

言語プロファイリングを学ぶと、相手の話し方から、その人が到達型／問題回避型どちらのパターンを使っているかを聞き取れるようになります。そこから、目標に向かう方がモチベーションが上がるのか、あるいは問題点を話している方が生き生きするのかが分かります。
到達型／問題回避型、これらのパターンに優劣はありません。どちらのパターンが良い悪い、ではなく、適切な場面で適切な表現ができるようになることがとても重要です。統計データでは、到達型／問題回避型がそれぞれ40％、両方同じくらい使う方が20％います。

プロセス型とオプション型

プロセス型の人は、順を追って一つ一つの過程を話します。「1の次は２、その次は３、、、」という思考です。段取りが良く、頭の中で物事を整理しながら話すのが得意です。
例：「旅の予定を立てるときは、予算を決め、その中でできることをリストアップし、どういう工程で行くと最も効率よく、動けるかを計画立てて行きます。」「入社して配属されたのが営業部でした。既存の得意先はプロジェクト管理をし、必要な人員、スケジューリング、予算を組み工程表を見ながら全体的な管理を任されました。次に配属されたのが企画部で、前部署で得た知識を活かして新規プロジェクトに携わりました。次に、、、」

オプション型の人は、選択肢が多いことに注力する言語の使い方をします。決められた段取りを実行することよりも、新しいやり方や考え方を取り入れるのが得意です。
例：「旅行は楽しいことが最優先なので、細かいスケジューリングをするよりも行き当たりばったりの方が面白い。」「プレゼン資料を作る際に大切にしているのは、可能性に満ちていて、未来をしっかりと見せられることです。実行することで会社にどれだけの影響を利益をもたらすのかをしっかりと伝えるようにします。」

この２つのパターンも同じく優越はなく、統計データではそれぞれ40％、両方同じくらい使う方が20％います。

今回のコラムでは、代表的な2つの思考パターンをご紹介しましたが、言語プロファイリングの技術を学ぶLABプロファイルのセミナーでは、32パターンのプロファイリングの方法と、その実践方法を教えています。

第一に自分の言語のパターンを知ること。自分の得意とするものが明確になります。第二に人の言語プロファイリングができるようになること。相手の行動予測、考え方が読めるようになります。そして第三に最も大切な、「プロファイリングの実践応用」が可能となります。さまざまな言語思考パターンを自由自在に使うことで、それまでの偏っていた思考回路を全方位に向けて広げていきます。この応用ができるようになることで、視野が拡大し、さまざまな意見を受容できるようになり、新しい発想やひらめきが生まれます。

あなたも是非、NLPの「LAB プロファイリング ワークショップ」を体験し、言葉から人生が変わることを実感しましょう！