CPICPI

人生を変える実践心理メソッドコミュニケーション ・ サイコロジー®CPI Communication Psychology人生を変える実践心理メソッドコミュニケーション ・ サイコロジー®CPI Communication Psychology

人間関係の悩み、職場のストレスなど、
コミュニケーションの苦手意識を克服し、
能力を向上させる実践心理メソッドをお伝えしています。

人生を変える実践心理メソッドコミュニケーションサイコロジーCPI Communication Psychology

自己認識力って一体何?具体的な意味や自己認識力を高めるコツを紹介!

2023.08.22

 

人として、あるいはビジネスマンとしてレベルアップするためには、自己認識力を高めることが大切です。
とはいえ、
「自己認識力って何?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。

そこでこの記事では、自己認識力の意味や高めるためのコツについて詳しく解説していきます。

《目次》


1.自己認識力って何?

2.自己認識力が高いとどうなる?

3.自己認識力が低いとどうなる?

4.自己認識力を高めるコツは?

5.まとめ 


 

1. 自己認識力って何?

 

自己認識力というのは、読んで字のごとく、自分の感情や思考を客観的に把握する能力のことを指します。
そんな自己認識力には、
・内面的自己認識力
・外面的自己認識力
上記2つの種類があります。
以下、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

 

①内面的自己認識力
内面的自己認識力というのは、
・感情
・性格
・得意不得意
など、自分の内面を理解する能力のことです。

この能力が高い人は、他人が思っている自分と、自分が思っている自分にほとんど差がありません。
逆に、
「自分はそんな風に思われていたの?!」
とびっくりした経験がある方は、内面的自己認識力が低い可能性が高いです。

②外面的自己認識力
外面的自己認識力というのは、他者が自分をどう見ているかを理解する力のことを指します。
この能力が高いと、相手が何を考えているのか、自分に何を期待しているのかを正しく理解できるようになりますので、コミュニケーション能力の向上や、業務効率化に繋げやすくなるのです。

 

2. 自己認識力が高いとどうなる?

 

では次に、自己認識力が高いとどうなるのかということについて、詳しく見ていきましょう。

 

①生産性の向上に繋がる
自己認識力を高めることによって、業務における生産性を向上させやすくなります。
なぜなら、自分に向いていることや、自分がやるべきことを瞬時に判断できるからです。

また、自分が苦手なこと、できないことも正しく把握できるようになり、早い段階で他者に協力を求められるようになりますので、業務を効率的に進められるようになります。

②リーダーシップを発揮できる
リーダーというのは、自分のことを正しく理解し、他者の気持ちもしっかりと汲み取らなければなりません。
このようなことから、自分のことを正しく理解する力(内面的自己認識力)と、他者からどう見られているかを理解する力(外面的自己認識力)が高い人は、リーダーの素質があると言えるのです。

③効率的にスキルアップできる
自己認識力が高い人は、自分より仕事ができる人や自分より能力が高い人にただ嫉妬するだけでなく、
「どうすればあの人に追いつけるのか」
「どの部分を改善できればスキルアップできるのか」
を正しく把握できますので、効率的にスキルアップできるようになります。

 

3. 自己認識力が低いとどうなる?

 

では次に、自己認識力が低いとどうなってしまうのかということについて、詳しく見ていきましょう。

 

①人間関係がうまくいかない
自己認識力が低い場合は、人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
特に、外面的自己認識力が低い場合、相手からどう思われているのか、相手が自分に対して何を感じているのかを理解できないため、無意識に相手を傷つける発言をしてしまったり、相手が求めていない発言をしてしまったりする可能性が高くなるのです。

相手も大人ですので自分がこのような発言をしたとしても、そのままスルーするか、笑ってごまかしてくれるでしょう。
ただ、確実に自分へのネガティブイメージは蓄積していますので、知らぬ間に敬遠されたり、嫌われたりすることもあります。

②他者からの目を過剰に気にするようになる
自己認識力が低い方は、他人からどう思われているのかを正しく把握できないため、常にモヤモヤ、ソワソワした気持ちになってしまいます。
特に、外面的自己認識力が低い場合、常に相手の気持ちが気になってしまい、自分のポテンシャルを発揮できなくなる可能性が高いです。

 

4. 自己認識力を高めるコツは?

 

自己認識力は生まれ持った才能ではなく、ちょっとした努力や工夫をするだけで誰でも高められます。
以下、自己認識力を効率的に向上させるためのコツについて詳しく見ていきましょう。

 

①フィードバックをしてもらう
自己認識力を高めるためには、上司や同僚からフィードバックを貰うことが大切です。
そうすることによって、自分では気づかなかった長所や短所に気づけるようになりますし、他者からどう思われているのかも把握しやすくなります。

フィードバックは定期的に行ってもらうことが大切ですので、月に数回程度時間を作ってもらって客観的な意見を聞いてみましょう。
フィードバックを貰う相手は誰でも良いというわけではなく、できれば自分のことを良く知っている方、あるいは応援してくれている方を選ぶのがおすすめです。

そうすることによって、より具体的且つ愛のある評価を貰えるようになります。

②自分にとって楽しいこと、幸せなことを見つける
内面的自己認識力を高めるためには、自分にとって楽しいことや幸せなことは何かを考えることが大切です。
楽しいことや好きなことというのは、無意識的な感覚ですので、意外と気づいていない方も多いです。

これまでの人生を振り返り、没頭したことや今でも継続していることを洗い出すことによって、
・得意分野
・適性
・価値観
が見えてくるでしょう。

③定期的に振り返りを行う
自分自身で振り返りを行うことによって、自己認識力を高められるようになります。
ここで大切になるのが、
・うまくいったこと
・うまくいかなかったこと
をバランスよくチェックしていくということです。

中には、どちらか片方ばかりを思い浮かべてしまう方もいるのですが、自己認識力というのは自分の良い部分と悪い部分を同時に理解することで高まっていきますので、是非バランスを意識してみてください。

できなかった部分については、洗い出して終わりにするのではなく、
「今後はどうするべきなのか」
ということも含めて考えてみましょう。

そうすることによって、単なる反省会ではなく、今後に繋がる思考の整理を行えるようになりますので、自己認識力を高めると同時に、スキルアップにも繋げやすくなります。

④自分のミスを認める
自己認識力を高めるためには、自分のミスを認めることが大切です。
自分のミスを認めると口で言うのは簡単ですが、行動に移すのは意外と難しいです。
中には、自己防衛本能が働き、自分のミスを他人のせいにしたり、見て見ぬふりしたりする方もいますが、これでは自己認識力を高められません。

自分の過ちやミスを認め、それを改善するための努力をすることによって、少しずつ内面的自己認識力を磨けるようになります。

⑤素直に質問する
わからないことを素直に質問することも、自己認識力を高めるためには必要になります。
中には、変なプライドが邪魔をしてしまい、わからないと素直に言えなかったり、知ったかぶりをしてしまったりする方もいますが、これでは自己認識力を高められません。

自己認識力が高い方は、自分より年下の人間にも素直に頭を下げて、
「教えてください」
と教えを請います。

有名なことわざに、
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
というのがありますが、変なプライドに邪魔されてしまうと、内面的自己認識力も高められなくなりますし、人としてあるいはビジネスマンとしてのスキルアップにも繋がりませんので、素直に質問するようにしましょう。

 

5. まとめ

 

自己認識力というのは、自分の感情や思考を客観的に理解する能力のことを指します。
これは仕事を円滑に進めるためにも必要ですし、キャリアアップにも必要です。
自己認識力には、
・内面的自己認識力
・外面的自己認識力
上記2つの種類がありますが、どちらも非常に重要なスキルとなりますので、今回紹介したことを参考にしながら、自己認識力を向上させるための努力や工夫、意識付けを行っていきましょう。