上司と顔を合わせるのが辛い・・・上手にコミュニケーションを取るコツは?
2023.07.13
業務を円滑に進めるためには、上司とうまくコミュニケーションを取ることが大切です。
とはいえ、上司とは年齢が大きく離れているケースも多いですし、当然立場も違いますので、
「どうやって接すればいいかわからない」
「顔を合わせるのが辛い」
と悩んでいる方も多くいるでしょう。
そこでこの記事では、上司とうまくコミュニケーションを取るコツについて詳しく解説していきます。
《目次》
1.上司とのコミュニケーションで悩む人が多い理由
2.上司とコミュニケーションが取れていないとどうなる?
3.上司とコミュニケーションを取る時のコツ
4.まとめ
1. 上司とのコミュニケーションで悩む人が多い理由
まずは、上司とのコミュニケーションで悩む人が多い理由について、詳しく見ていきましょう。
①世代の違い
冒頭でも解説したように、上司と部下では世代が異なることが多いです。
場合によっては、両親よりも年上の上司を持つこともあります。
世代が違えば当然流行や価値観が異なりますので、話が噛み合わなかったり、言っていることが理解できていなかったりすることもあるのです。
これは単純にお互いの価値観や認識がずれているというだけのことですが、場合によってはお互いに「話が通じない」と感じてしまい、関係性が悪化してしまうこともあります。
②経験の違い
上司と部下では、その会社での経験も違えば、社会人としての経験も変わります。
経験値が同じくらいであれば、言っていることや考え方もある程度理解できるのですが、一方の経験値が高く、一方の経験値が低い場合、
「なぜそんなことを言っているんだ」
「もっとこうした方がいいのに」
というような違和感が生まれ、コミュニケーショントラブルに発展してしまうのです。
③立場の違い
上司と部下では、社会的な立場が違います。
上司は部下よりも上の立場ですので、ある程度気を遣うことなく発言できますが、部下はそういうわけにもいきません。
このようなことが原因で、コミュニケーション不足、あるいはトラブルが起こってしまうケースもあります。
特に厄介なのが、年上の部下、年下の上司を持ったケースです。
この場合、上司も部下も気を遣わなければならないため、次第にコミュニケーションが希薄になってしまう可能性が高くなります。
2. 上司とコミュニケーションが取れていないとどうなる?
では次に、上司とコミュニケーションが取れていないとどうなってしまうのか、ということについて詳しく見ていきましょう。
①ミスに繋がる
上司とコミュニケーションが取れていないと、ミスに繋がります。
冒頭でも解説したように、仕事を円滑に進めるためには、上司と部下がうまく連携を取り、情報共有をしたうえで業務を進行していかなければなりません。
上司と部下のコミュニケーションが取れていないと、認識の相違や伝達不足によって、思わぬトラブルが発生してしまうこともありますので注意が必要です。
②すれ違いによるトラブルが発生する
上司とコミュニケーションが取れていないと、すれ違いによるトラブルが発生しやすくなります。
代表的なのが、理不尽に叱られるというケースです。
コミュニケーションがうまく取れていないことがきっかけで、上司が勘違いをしてしまい、部下を一方的に責め立てたり、叱ったりしてしまうことがあります。
そうなれば、部下は上司に対して強い怒りや不信感を覚えることになりますので、余計にコミュニケーションがうまくいかなくなってしまうのです。
③職場全体の雰囲気が悪くなる
上司と部下のコミュニケーションがうまくいっておらず、何となく不穏な空気が出ている場合は、当事者だけでなく、職場全体の雰囲気が悪くなってしまいます。
そうなれば、周りの仕事仲間は自分たちに気を遣うことになりますので、仕事の生産性や効率が落ちてしまうのです。
3. 上司とコミュニケーションを取る時のコツ
では次に、上司とコミュニケーションを取る時のコツについて詳しく見ていきましょう。
①歩み寄る努力をする
上司とうまくコミュニケーションを取るためには、自分から歩み寄る努力をすることが大切です。
先ほども解説したように、上司とは世代も違いますし、経験も違います。
また、社会的な立場も違いますので、どちらかが歩み寄らないと心の距離を縮めることはできません。
自ら歩みよる努力をすることによって、上司の考え方や価値観を理解しやすくなりますし、自分の考え方や価値観も理解してもらいやすくなりますので、スムーズにコミュニケーションを取れるようになるのです。
中には、
「面倒くさいから」
「言っていることが理解できないから」
という理由で、自ら距離を取ってしまう方もいますが、これをやると上司からもネガティブなイメージを持たれ、人間関係のトラブルに発展する可能性が高くなりますので注意しましょう。
②お礼や挨拶など基本的なことをしっかりと行う
上司とうまくコミュニケーションを取るためには、お礼や挨拶など、基本的なことをしっかりと行う必要があります。
こう聞いて、
「媚びを売れってこと?」
と思う方がいるかもしれませんが、そういうわけではありません。
お礼や挨拶など、人として当たり前のことを当たり前に行うことによって、上司とのコミュニケーションを取る機会が増えますので、お互いに理解し合える可能性が高くなるのです。
③自分からアドバイスを求める
上司とどうやってコミュニケーションを取ればいいかわからないと悩んでいる方は、自分からアドバイスを求めてみるのがおすすめです。
アドバイスを求めることによって、
「自分を頼ってきてくれた」
と思ってもらえるようになりますので、自分に対するイメージが向上しやすくなります。
また、アドバイスを求めるというやり方は、話のきっかけが見つからない時にも有効です。
特に悩んでいなかったとしても、
「この前こんなことがあったのですが、どう思われますか?」
と聞くだけで、会話をスタートさせられますので、会話の入りで悩んでいる方は是非試してみてください。
④報連相を徹底する
上司とうまくコミュニケーションを取るためには、報連相を徹底することが大切です。
報告や連絡、相談というのは仕事を円滑に進めるためにも、クオリティを維持するためにも重要ですが、それだけではありません。
報連相を徹底することによって、上司とこまめにコミュニケーションを取れるようになりますし、上司の考えや意見もこまめに聞けるようになりますので、人間関係の構築にも役立つのです。
⑤タイミングを見て仕事に関係ない話をする
世代の違いや立場の違いが原因で上司とコミュニケーションを取れずにいるのであれば、タイミングを見て仕事に関係のない話をしてみてください。
仕事に関係ない世間話は、上司のことを知る、あるいは自分のことを知ってもらう上でかなり重要になってきます。
また、仕事以外の会話をすることによって、上司の新たな一面を知れる可能性もありますので、一石二鳥と言えます。
ただし、タイミングをしっかりと見極めないと、
「今は仕事中だ!」
「今そんなこと関係ないだろ!」
「遊びに来ているのか!」
と叱られる可能性が高くなりますので注意してください。
4. まとめ
仕事を快適且つ円滑に進めるためには、上司とうまくコミュニケーションを取らなければなりません。
ただ、上司とは世代や経験、立場が違いますので、同僚や自分の部下に話しかけるよりもハードルが上がりますよね。
そのような方は、今回紹介したコツを参考にしながら、まずは自分から歩み寄る努力、相手のことを理解する努力をしてみてください。
そうすればきっと、上司も自分のことを理解しようと歩み寄ってくれるはずです。