かみ合わない部下との対応方法【体感覚編】「読むだけで部下育成力100倍アップ〜堀口メソッドエクゼク ティブコーチング〜」⑫
2023.09.13
部下に質問をした時に返事の言葉がなかなか出てこず、やりとりに時間がかかってイライラしてしまうことはありませんか?
または相手のはっきりしない態度にどれだけ理解しているのか不安になることはありませんか?
・物事や指示を感覚的にとらえる
・しゃべり方や反応がゆったりしている
・レスポンスが遅い
・論理的に話すのが苦手
このような人達は五感のうち、「体感覚」を優位に働かせてコミュニケーションをとっています。
例えば「海」という言葉を聞いて「白い砂浜、青い海」をイメージする時もあれば、「海の水の冷たさやその日感じた爽やかな風」を思い出すこともあるでしょう。
後者は「体感覚」を使って「海」を思い出しています。
「体感覚」優位の人は体の感覚に落とし込んでから理解したり、表現するので、言葉になるまで時間がかかります。
決してあなたの指示や会話を理解していないわけではなく、咀嚼して表現するまでに時間がかかるのです。
論理的で言葉が淡々としている会話や早口な指示は理解しづらいのです。
このような相手にはレスポンスを待ってあげる間を取ることと、感情や気持ちを聞いてあげたり、受け取ってあげるとコミュニケーションがスムーズになり、相手からの信頼も高まります。
また、質問するときには、語尾に「感じる」をつけると相手は答えやすくなります。
【例】
「プロジェクトの進捗はどこまで進んでいるの?」✖
「プロジェクトの進捗はどんな感じ?」〇
あなたは「体感覚」の方に気持ちや感情を聴いていますか?
理論的にタスクだけを説明していませんか?
相手のタイプを感知しながらコミュニケーションをカスタマイズするとイライラやストレスが激減します。
あなたの日常生活の中で「体感覚」を磨きたい方は自分の気持ちや感情を普段から表現することが効果的です。
朝、コーヒーを飲んだ時に、「この苦みと香りは幸せになるなぁ。ほっとする時間だ。」など、体感覚の言葉を意識的に使ってみてはいかがでしょうか?
相手のコミュニケーションのタイプを見分けたり、あなたの五感の使い方をもっと知りたい方はぜひ学びにいらしてください。
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