あなたは自分の五感を十分に使っていますか?【視覚編】「読むだけで部下育成力100倍アップ〜堀口メソッドエクゼク ティブコーチング〜」⑩
2023.09.08
企業でマネージャーの研修をしているとコミュニケーションにおける五感の使い方の偏りが生じていることが見受けられます。
多くは理論的に状況や情報の説明や方法論の会話が飛びかっています。
人間はコミュニケーションをする時に実は五感を通して外からの情報をインプットしたり、アウトプットしています。
心理学ではこの五感を3つにまとめて代表システムと呼んでいます。
日常生活で代表的に使っている五感があるためです。
1.視覚 Visual
2.聴覚 Auditory
3.体感覚 Kinesthetic (含む味覚・嗅覚)
この五感のシステムにより、同じ状況や出来事を見たり、聞いたりしても人によってとらえ方や伝わり方が違うのです。
今日は「視覚」について解説します。
視覚というのは目で見てとらえる情報のことです。
また実際に現物を見なくても頭の中でイメージや映像を想像することも視覚を使っています。
次の2つの文章を比べてみましょう。
1.「先日行った長野県の北アルプスの山脈は夏でも上の方に真っ白な雪が残っていて、青い空と山の緑のコントラストが映画に出てくるような美しさでとても素晴らしかったです。」
2.「先日行った長野県の北アルプスの山脈は標高3,000m級の山で山頂には残雪があり、天気も良く晴れていたので景色が素晴らしかったです。」
あなたにとってどちらが臨場感がありますか?おそらく、1.の方が臨場感があったのではないでしょうか?
1. は五感の「視覚」を使った表現です。
2. は理論的に情報を伝える表現です。
このように五感を使って表現をすると相手に伝える力が上がります。また相手の話を聞いた時には入ってくる情報量が多くなります。
表現するときに絵や映像を思い浮かべながら表現していますか?
相手が話したことを映像としてとらえていますか?
あなたの日常生活の中で「視覚」の言葉を使った表現を意識的に使ってみることでこの能力が鍛えられます。
あなたの五感の使い方をもっと知りたい方はぜひ学びにいらしてください。
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