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人生を変える実践心理メソッドコミュニケーション ・ サイコロジー®CPI Communication Psychology人生を変える実践心理メソッドコミュニケーション ・ サイコロジー®CPI Communication Psychology

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嫌味を言われたとき、あなたはどう対応する?NLPコミュニケーション・サイコロジー®を活かした、大人の余裕で切り返す3つの方法

2025.06.01

 

「あなたに仕事を任せると日が暮れちゃうね」
そんな言葉を、笑い混じりにかけられたことはありませんか?
表面的には冗談のようでも、そこに込められた意地悪や嫌味のニュアンスに、心がざわついてしまう——そんな経験は、きっと誰しもあるはずです。
とくに真面目な人ほど、「自分の何が悪かったんだろう」「もっと早くやるべきだったかな」と自分を責めてしまいがち。そして、気づかないうちに自信を削がれ、やる気まで失ってしまうこともあります。
今回は、そんな場面で自分の心を守りながら、相手に振り回されずにスマートに対応するための方法を、NLPコミュニケーション・サイコロジーの視点も交えてご紹介します。

《目次》


1.ユーモアで受け流す

2.アサーティブに気持ちを伝える

3.距離をとる/無反応で受け流す

4.自分の内側を整える

5.まとめ:嫌味に振り回されないあなたになるために


 

1. ユーモアで受け流す

嫌味や皮肉を正面から受け止めすぎると、こちらが傷ついてしまいます。そんなときは、「真に受けない」という態度がとても有効です。そこで使えるのが、“ユーモアで受け流す”というスキル。
たとえば、先ほどの
「あなたに任せると日が暮れちゃうね」
という言葉に対して、こう返してみるのはどうでしょうか?
* 「あら、じゃあ夕焼けの美しさとセットでお届けしますね」
* 「スロークッキングの料理って、味わい深くて人気なんですよ」

このようにユーモラスに返すことで、相手に深く突っ込ませるスキを与えず、自分の気持ちも守ることができます。
NLPコミュニケーション・サイコロジー®では、こうした視点の切り替えを「リフレーミング」と呼んでいます。リフレーミングとは、「起きた出来事は同じでも、その意味づけや捉え方を変える」テクニック。ネガティブな言葉も、違う角度から見ることで、自分の中でのダメージを大きく減らすことができます。
さらに、「嫌味=悪意」ではなく、「関心を持ってくれている」と前向きに捉え直せれば、あなたの心の主導権を相手に渡さずにすみます。

 

2. アサーティブに気持ちを伝える

嫌味を言われたとき、多くの人が「黙ってやり過ごす」選択をしがちです。波風を立てたくない、相手を傷つけたくないという気遣いからかもしれません。
でも、黙ってばかりでは、心の中にモヤモヤが溜まっていきます。
だからこそ大切なのは、冷静に、そして誠実に「気持ちを伝えること」。
たとえば、こう言ってみることもできます:
* 「今の言い方、少し気になりました。私は丁寧に取り組んでいるつもりです」
* 「急いでいるなら、どこを優先すればいいか教えてもらえると助かります」

これはアサーティブ(自己主張)なコミュニケーション。相手を責めることなく、自分の立場や気持ちをはっきり伝える方法です。
ここで思い出したいのが、NLPコミュニケーション・サイコロジー®の前提のひとつである、
「すべての行動には肯定的意図がある」という考え方です。
たとえば、相手が嫌味っぽいことを言ってしまう背景には、「仕事を早く終わらせたい」「自分が怒られるのを避けたい」といったポジティブな意図があるかもしれません。
また、自分が黙ってしまうのも、「関係を悪化させたくない」「場の空気を乱したくない」といった思いやりの気持ちが根っこにあることが多いのです。
つまり、お互いの“肯定的意図”を前提に対話することで、対立ではなく、理解につながる会話が生まれます。

 

3. 距離をとる/無反応で受け流す

なかには、繰り返し嫌味を言ってくる人や、こちらがどう応じても変わらない相手もいます。その場合は、「あえて関わらない」「反応しない」という選択も必要です。
* 「……(軽く微笑んで作業に戻る)」
* 「それって、生産性上げるためのアドバイスだったんですか?」
ときにはこのように、反応を極限までシンプルにすることで、相手に「これ以上は無意味」と思わせることができます。
NLPコミュニケーション・サイコロジー®では、「相手の反応に自分の反応を合わせる」のではなく、「自分がどんな反応を選ぶかを主体的に決める」という考え方を重視します。
つまり、自分の感情を相手の言葉に左右されるのではなく、「どう受け取り、どう対応するかを自分で選べる」ということ。
無理に合わせず、無理に反発もせず、「自分の心地よさを優先する選択肢」を持つこと。それは、心の自由度を広げる大切なスキルです。

 

4. 自分の内側を整える

どれだけスキルを学んでも、外からの言葉に過剰に反応してしまうときには、自分の内側を見つめる必要があります。
人は、無意識のうちに自分に語りかけています。この「内的会話(セルフトーク)」の質が、感情の安定に大きく影響するのです。
たとえば、「嫌味を言われた=自分はダメだ」と即座に結びつけてしまうとき、それは過去の体験や思い込み(ビリーフ)が反応しているのかもしれません。
NLPコミュニケーション・サイコロジー®では、こうした内的プログラムを意識化し、「もっと自分を尊重する考え方」に書き換えていく方法を学びます。

「なぜ自分はあの言葉に引っかかったんだろう?」
そう問いかけることから、深い自己理解と成長が始まります。

 

5. まとめ:嫌味に振り回されないあなたになるために

嫌味や皮肉を言われたときに、ただ我慢するのでもなく、怒って言い返すのでもなく、「自分の感情と対応を選ぶ力」を持つこと。
それが、大人の余裕であり、真のコミュニケーション力です。

* リフレーミングで意味づけを変える
* アサーティブに気持ちを伝える
* 自分の心を守る距離の取り方を知る
* 内的会話を整えて、反応を選べる自分になる

NLPコミュニケーション・サイコロジー®の視点を活かせば、あなたの人間関係はもっと軽やかで、自由になります。
そして何より、「自分で自分を守れる」という感覚が、あなたに深い安心感をもたらしてくれるでしょう。

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NLPコミュニケーション・サイコロジー®をベースにした「聴き方」「受け取り方」「内的会話の整え方」を実践すれば、あなたの人間関係は驚くほど軽やかに変わっていきます。相手の嫌味に振り回されるのではなく、自分の感情と対応を選べる自分になること。それが、真のコミュニケーション力です。

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