思春期の子どもの子育てに悩み、自分に自信が持てなくなっていました。以前から家族を含め、人とのコミュニケーションにストレスを感じることがあり、もっと自然体で関わることができたら、より楽しく暮らしていけるのではないかと思っていました。

講座を受ける前の私は、母なのだからこうでなければならない。 との思い込みで苦しんでいました。そんな私が講座を通して、自分の中にあった無意識の思い込みに気がつき、子どもも含め、人とのコミュニケーションを変えたことで、周囲との関係性も変わり、今では新しい人生を送ることができるようになっています。子育てに悩むだけだった私が、未来にかなえたい目標も持ちました。今は、私の人生を歩んでいる充実感があります。

小児科医で沢山の親子をみてきた私は、子どもの健やかな育ちには親がまず幸せでなければ・・・と頭では理解していましたが、実際の私の子育ては、仕事に没頭する夫に、一人で奮闘する孤育てで、全く幸せを感じられていませんでした。

そんな中、親の期待に応える「いい子」だった長女が中学入学と同時に、「全部お母さんが喜ぶと思って今までやってきた」と大反抗期になり、身も心もボロボロに・・。

講座で学んだスキルを使い、子どもの話を聴き、自分の価値観や大切にしていることを伝え、一緒に着地点を見つけることで子供とのコミュニケーションの質が大きく改善しました。子供との関係性だけでなく、夫に分かってもうためにはどう話したらよいのだろう・・・。と自分目線から相手目線になることを意識するようになりました。

私の意識の変化や、関わり方がかわると、夫にも変化が生まれたのです。今では、長女に、「お父さんも家族の一員って感じだよね」と言われるようになりました。母が変わると家族全体が変わる。本当に大きな変化を手に入れました。

子どもの不登校と夫の病気について悩んでいました。教育相談に足を運んだり、心療内科で子どもについて相談をしていましたが、その場だけ気持ちは楽になるものの、現実面はゆるやかな変化しか感じらませんでした。そんな状態から脱したいと学びはじめました。

講座で学んだコミュニケーションを家族に実践したところ、何よりも子どもと夫との信頼関係が深まりました。
学ぶ前は「どうせ○○だろう」「きっと○○だ」など、自分の思い込みで話を聞き、コミュニケーションを取っていたことに気づきました。こんなにも人は、自分の世界の中で他人とコミュニケーションを取っていたなんて・・と驚きでした。

今では、家族と大切な会話ができるようになり、深い信頼関係でつながっている感覚があり、互いに認め合える関係になりました。一番うれしかったのは、不登校だった息子が今は前を向いて自分のペースで歩き出したことです。

私も自分の人生を歩き出し、学ぶ前には想像もしなかった自分自身がコーチとなり、地元で同じように不登校の問題を抱えているお母さんをサポートする活動を行っています。